投稿日:

シンプルでも奥が深い指輪デザインの世界

シンプルになればなるほど難しいもの

シンプルになればなるほど難しいのが、デザインです。「結婚指輪だからデザインはシンプルで」と、考えている人も多いでしょう。デザインは言い直せば「要素」です。要素をいくつか組み合わせることで、1つの作品ができます。
しかしシンプルなデザインの場合、肝心の「要素」が少なくなっています。少ない要素を組み合わせて1つの指輪を完成させるのは、一流のデザイナーでも頭が痛くなる仕事でしょう。デザインは、想像以上に奥深いのです。

指輪の形

指輪のデザインを形成する要素の1つが、指輪の形です。指輪の形は主に、「ストレート」「V字」「ウェーブ」の3種類です。
ストレートは読んで字の如く、真っ直ぐな形をした指輪のことです。3つある型の中でも1番シンプルな形です。しかし厚みや幅を少し変えるだけで、印象はガラッと変わります。形はシンプルではあるものの、アレンジ方法が無限に広がっている指輪です。V字は指輪がVの形をしている指輪です。Vの角度によって、印象は変わります。柔らかい印象を与えるのが、ウェーブです。店によっては「S字」として、取り扱っているかもしれません。

テクスチャ

テクスチャも、デザインを形成する要素の1つです。指輪の表面に一手間加えることにより、違った印象を与えることができます。店によっては「表面加工」と紹介している所もありますが、意味は同じです。
よく見かけるテクスチャは「鏡面仕上げ」と呼ばれるもの。鏡のようにツヤツヤした指輪が、出来上がります。「ツヤ消し」は、指輪に使われている素材本来の味を堪能できるテクスチャです。

内側

指輪のデザインは外側だけでなく、内側も重要な要素です。世界に1つしかない結婚指輪を考えているのなら、内側のデザインが大きなカギとなるでしょう。方法は色々あります。誕生石を「裏石」としてはめ込んだり、刻印を入れるのも良いでしょう。
誕生石にはそれぞれに意味があり、身につけた者を守ってくれると信じられています。デザインの仕方によっては、結婚指輪はお守りとしても使えるのです。